毎日にちょっぴりの幸せを。

マロが思う写真とお茶と生き方について

ぐーたらと日々を過ごしている人へ。時間の重要さについて語ってみる。

 


今年の夏、地元の神社へ訪れて写真撮影の練習をしていました。夕方5時半から始めたので、丁度彼方先にある京都の大文字山の稜線と太陽が交わることで幻想的な光を放ち、写真撮影にはうってつけの時間でした。
 


それから時間が経ち暗くなり、何枚か納得のいく写真を撮ることができたので帰宅しようとしました。すると、近くで「カサッ」と何かが落ちた音がしました。何かよく見ると蝉でした。上にはまだ青々と紅葉が広がっている木々を見て、「短いな‥」と呟いてしまいました。
 


蝉の寿命は、殻から出ると大体1~2週間と言われています。70~80年近く生きる私たち人間からすれば圧倒的な少なさですよね。それでも、彼らは渾身の力を振り絞って「ミ~ン、ミ~ン」と喧しく鳴いています。(馬鹿にしてません)
 


一方、皆さんは70年程の時間をどのように使う予定でしょうか?
 


ダラダラと毎日を過ごしますか?
ただただ時が過ぎるのを待っていませんか?
 


今回は皆さんと時間の大切さ、つまり価値について話していきたいと思います。
 


まず時間とは何かをはっきりさせておきましょう^^
 


~時間とは?~
 

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時間は止まるということを知りません。私たちがいくら叫ぼうが泣こうが関係ありません。形もないですし、触ることもできないですよね。ましてや見ることもできないです。(いつも見ている時間は時計です。時間を発見したのはマヤ文明だか何だかわからないですが、抽象的なものに変わりないです。)
 


でも、一つ確実なのは有限であること。


無限ではありません。人はいつしか骨となり灰へと変わる存在です。となると、時間は限りあるものであると言えます。有限なものは言い換えると希少だということ。人は希少な物には目がありません。希少なものは、価値があるということでもありますから、欲しがる人は多いはずです。
 


ダイヤモンドで例えてみましょう。ダイヤモンドを手に入れるには、地面を掘りに掘りまくって、やっと指先にあるかないかのサイズが見つけられるような世界。それだけ希少なものが、道端にゴロンと野球ボール程の大きさの物が転がっていたらどうしますか?
 


もちろん拾いますよね(笑)
(極端な例ではありますが‥)
 


それだけ人は希少な物には目が留まるものです。
 


では、話を時間に戻しましょう。時間は有限です。つまり希少なものであります。価値がある。でも、本当にそう思いますか?心底時間は大事だと思っていますか?
 


恐らく言葉では理解しても、体で心で実感している人は圧倒的に少ないと思います。そうでなければ、「今日さ~、二度寝して12時まで寝てしまったわ~」などの、俺やってしまったの言葉を耳にすることはないでしょう。(一例です。)
 


でも、人はゆったりとする時間は必要です。グータラすることで体を休めて、これから行う物事に備える必要もありますからね。でも、今回の話の中心は時間の価値の認識です。個人的に時間に対する価値が希薄化しているのではないかな感じているから今回このテーマを出しました。
 


~人の時間に対する認識~
 


ポケモンGO」のアプリが流行っていましたよね。今もまだ余韻が残っているか知らないですが‥。私はふらっと街中に赴くとき、このゲームをプレイしてる人を一日に、大体10人は見かけました。それだけ流行るゲームも凄いものですが、僕が気になったのはそこではありません。むしろ、アプリを遊んでいる人たちの表情が気になったんですよね。ゲームって楽しいからするものですよね。でも、私が見た20代以上の9割がたの人は全然楽しくなさそうで、ぶっきらぼうな顔でスマホを操作していました。
 


楽しいのかな?私が頭の中でその人たちに問いかけた疑問でした。
 


時間を大切にする。様々な人が口々に発言をしていますし、皆さんも耳にしたことはたくさんあるでしょう。でも、上記に挙げた「ポケモンGO」の例のように、実際に時間の大切さを認識している行動が表れているかと言えば、そうではない。そこで少しでも皆さんが、時間に対してもっと貴重性を感じてもらうために、個人的に感銘を受けた映画を紹介したいと思います。
 
 

 

 

 


 
 
少し前の映画になりますが、この映画を耳にしたことがある人は多いでしょう。タイトルが「TIME」(時間)。そのまんまじゃん!そう、そのままです(笑)シンプルで分かりやすいですよね。
 


この映画を紹介させて頂いた理由は、時間の重要性をストレートに認識できるからです。劇中の世界では、経済の中心はお金ではなくて時間の取引で成り立っています。時間を持っている人=私たちの世界の大金持ち、という設定になっています。野菜を買うのに、150円支払うのではなく5分払うという感じです。そして、持ち前の時間が0秒になると死んでしまいます。(これ以上はネタバレになるので内容説明はこの辺りにしておきます)
 


想像してみてください。


自分の給料が一日働いて24時間しかもらえなかったら。
 


えっ。そんな世界に生きてないから考えても意味ないよだって?確かに、そんな世界は存在していません。しかし、今回この映画を取り上げた理由は時間の価値の重要性を認識してもらうためです。

 

はっきり言います。

 

 

私たちはいつまで生きられるかは知らない。

あなたの行動と考えが決めるものだということ。


 


~最後に~
 


映画の中の人たちは、「残り何時間」で人生を考えていました。
しかし私たちは、「今何歳」という観点で捉えます。

 

恐らく、劇中の主人公たちは一日一日をかけがえのない日々として毎日を過ごすでしょう。

 

一方の私たちは?
 


別に私は、「皆さんの時間の使い方はこうあるべきだ!」などの強制を強いようとは甚だ考えてませんし、どのように時間と向き合うのかは個人の自由です。しかし、人は悲しいことに”大切なものは失って初めて、その価値に気づく”傾向があります。
 


そしてあなたが映画を観終えた後に問いかけます。
 

 


たった一度の、この瞬間をそしてこれからの時間をどのように過ごしますか?